1. 渓頭は鹿谷郷鳳凰山麓に位置し、北勢渓の源にあるので「渓頭」という名がつけられました。三方が山に囲まれ、雨量も多く、一年を通して涼しく湿潤なことから、避暑地やハネムーンの地として有名です。渓頭は台湾大学実験林場で、場内には杉や柏、紅檜(ベニヒ)、イチョウ、モウソウダケなどが多いです。一部の地区に天然の広葉樹林が完全な形で残っていますが、大部分は人工林です。台湾で唯一イチョウだけの林や貴重な化石植物「水杉」、高さ46m・合計直径16m・樹齢3千年に近い渓頭神木などが見どころです。また、青年活動センターやバードウォッチング散歩道、宿泊エリア、キャンプ場、レストランなどの施設も揃っています。面積0.5ha、水深10mの大学池は渓頭を代表する景観です。この一帯には7千種類におよぶ中海抜地帯の鳥類が棲息しており、タカサゴミソサザイ、コウグイス、トラツグミなどが代表的な鳥たちです。園内の建築物は竹や原木を使用しており、木々のなかにとけこみ、1つの風景をつくりあげています。


    • 観光スポットでは面積30ヘクタールの鳳凰谷鳥園があります。自然の中、十数カ所のエリアで台湾をはじめ世界各国の鳥類約5千羽が飼育されており、園内約2キロの観賞歩道で見て回ることができます。中でも金網を張った天羅地網区では、鳥が自然のままに放されており、見学者は生態を詳しくは観察することができます。
    • 海抜1,600m。温帯モンスーン地帯にあり、原始の姿をとどめる山林や丘、谷が有名です。遠く合歓山が見えます。当風景区内にはキャンプ場や宿泊用のバンガローが設置されています。四季折々に花が咲き乱れ、春の山桜、ツツジ、カナメモチ、夏のコスモス、ダリア、秋の楓、冬の臘梅のほか、園内の花卉センターでは台湾特有の牡丹の花を栽培しており、4月に見ごろとなります。 美しい自然景観の恵まれ、高さ116mの青龍の滝をはじめ、渓流の川底に10カ所余りの洞穴ができている石井磯、石楠泉、玉すだれのように水が流れ落ちてくる燕庵、烏松の滝と水簾洞の滝からの水流が松瀧岩に流れ落ちる、壮麗な風景が見られます。